『So Story』が目指すのは、現代の生活者のライフスタイルや故人を想う気持ち、供養に対する考え方にあった「自由な祈りの空間」を、見える化(言語化)すること。「人を想うとは」「自分のとっての祈りの空間とは」。さまざまな分野で活動する「わたしたち」の声を積み重ねたその先に、きっと新しい景色が待っている――。
毎週水曜日更新
Vol.10
ウエディングプロデューサー
安部トシ子さん
節目があるから、人は強くなれる。
九州から東京へ
大分県で生まれて、長崎の学校に行きましたから、友だちは九州が多いかな。いまでも、お互いに「ちゃん」付けで呼びあってるわね。学校を卒業して、…
Vol.9
絵本作家
長野ヒデ子さん
なりゆきが不思議を生む
出会いはいつも行きあたりばったり
愛媛県越智郡富田村(現在の今治市)に生まれました。実家は造り酒屋だったけど…
Vol.8
手紙寺・住職
井上城治さん
胸を張って生きろ。
一度も書いたことのない手紙
手紙寺を始めたきっかけは、昔の恋人への思いです。迷惑をかけてばかりでしたが、…
Vol.7
歌人・英文学者
大田美和さん
良い出会いのために、準備しておきたい
松が谷の木
私が大学の教員になって間もないころ、教え子のひとりを亡くしたことがありました。学校を卒業して、…
Vol.6
住職
廣沢智純さん
その人の声や生き方は、心のなかに生きつづける
知らない土地に身をおく
静岡県土肥市のお寺の五男として生まれました。兄が実家のお寺を継いだので、わたしは特にお寺のことをするわけでもなく…
Vol.5
織物創作家
奥塩千恵さん
強く握ってくれた手
大好きなおじいちゃんの膝の上
わたしは台湾で生まれました。幼いころは、親の仕事の事情で里親のもとで生活していました。実の子のように育ててくれたおじいちゃんとおばあちゃんは…
Vol.4
川本商店
川本雅由さん
そこにいないからといって、終わりではない。
言葉がないからこそ通じるもの
祖父は川本商店の2代目でした。私の記憶に残っているおじいちゃんは、マッサージ椅子に日がな一日座っている姿。そっと触れると…
Vol.3
フラワーデザイナー
舘美奈子さん
自然の風をいつも近くで感じていたい
季節を楽しみながら生きる
18歳のときに旅行でドライフラワーのアトリエを訪れました。そこで花の世界に魅了されて、花の世界に入りました。アトリエがあるのは長野県の安曇野。自然が美しいところで、…
Vol.2
作家
高橋千劔破さん
若い日の思い出は、自分だけのものだから
僕にとって、山は青春の思い出そのもの
学生時代は山岳部。学校の外でも自分で山岳会をつくって仲間と山に登っていました。「高橋は学校から山に行くのか、山から学校に通っているのか」、なんて言われたものです。......
Vol.1
インテリアアドバイザー
森口潔 さん
伸ばした両手に巻き付けた、母の毛糸玉
「M」のワッペンが付いたおさがりのセーター
母は裁縫が得意な人で、わたしが小さい頃はよく手づくりの洋服をあつらえてくれました。ひとつだけ、母が「M」のワッペンを縫い付け......
Vol.11
ハンドベル奏者
大坪泰子さん
ハンドベルは天使のハーモニー(仮)
きりく・ハンドベルアンサンブル主宰。ハンドベル界の第一人者。ハンドベルによる世界初のカーネギーホール公演や、アメリカ大統領夫妻の招きによるホワイトハウスでの演奏をはじめ、「徹子の部屋」「題名のない音楽会」「おはよう日本」など多数出演。