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記事: 三具足とは|火立・香立・花立の意味と並べ方、コンパクトにそろえるかたち

三具足

三具足とは|火立・香立・花立の意味と並べ方、コンパクトにそろえるかたち

マッチで線香に火をつけようとしている手もと。木のトレーにキャロマとキャンドルが並ぶ

一日の終わり、棚の上の小さな器に、花を一輪。
ろうそくに火を灯し、線香を一本立てる。
ゆっくりと立ちのぼる煙を、しばらく眺める。

花と灯りと香り。手を合わせる場所には、昔からこの三つがそなえられてきました。火立・香立・花立。三つをそろえて「三具足(みつぐそく)」と呼びます。

このコラムでは、三具足という言葉の由来と、それぞれの道具がもつ意味、並べ方をご紹介します。あわせて、三具足をコンパクトにそろえるかたちもお届けします。

三具足とは

ポタリンの火立・香立・花立を、ひとつずつ並べたところ

仏さまやご先祖を敬う祈りの場で、灯り、香り、花をそなえるための道具。そのなかでも基本となるのが、火立・香立・花立の三つです。この三つをそろえたものを「三具足」と呼び、祈りの場の基本の道具として、広く用いられてきました。

「具足」とは、本来、ものごとが充分に備わっているという意味をもつ言葉です。三つがそろうことで、祈りの場がととのう。三具足という呼び名には、そんな思いが込められているように感じます。

三具足とあわせてよく聞かれるのが「五具足(ごぐそく)」です。香立を中央に置き、その両側に火立と花立を一対ずつそろえると、五つで五具足になります。ふだんの祈りの場では、三具足がひとつの基本のかたちです。

お寺の本堂に用意されているものも、家庭のためにつくられたものも、大きさや形はさまざまです。けれど、その起源や本来の役割は変わりません。

火立・香立・花立、それぞれの意味

火立(ひたて)|灯りをともす

ポタリンの火立に、キャンドルを置こうとしている手もと

ろうそくを灯す台で、燭台やろうそく立てとも呼ばれます。やわらかな灯りは、故人への道しるべとも言われます。火を灯すと、その場の空気が少し静かになるように感じられます。

香立(こうたて)|香りをそなえる

木のデスクの上で、線香を立てたキャロマとキャンドルを並べた様子

お香やお線香を立てる台で、香炉や線香立てとも呼ばれます。立ちのぼる香りが、祈りの場を包み込みます。香りは、記憶を呼び覚ますものでもあります。

花立(はなたて)|花を飾る

ポタリンの一輪挿しに活けた季節の花

花をそなえる器で、花瓶とも呼ばれます。季節の花を一輪からでも。花を選び、水を替える。そのひとつひとつが、故人を想う時間になります。

並べ方

一般的には、正面から見て右に火立、中央に香立、左に花立を置くかたちがよく知られています。ただ、並べ方や作法は、宗派や地域によってさまざまです。ご家庭ではこれまで通りのかたちで。迷うときは、お付き合いのあるお寺にたずねてみるのもひとつの方法です。

ろうそくやお香を使うときは、カーテンや紙類など燃えやすいものから離し、安定した平らな場所に置いてください。

三具足を、コンパクトにそろえる

三具足は、仏壇の前にそなえられてきた道具です。いま、リビングの棚や写真のそばに祈りの場をしつらえるとき、三具足にも、その場所に合う大きさとかたちが求められているようです。Sottoでは、三つの役割はそのままに、暮らしのなかに違和感なく置けるかたちをつくってきました。

しずく型に、三具足とおりんをひとつに|ポタリン

木のサイドテーブルの上に、写真立てとポタリンを並べた様子
写真のそばに花立として置いたポタリン

ポタリンは、しずく型の中に火立・香立・花立がすべておさまり、台座がそのままおりんになるかたちです。三具足とおりんを兼ね備えた、いちばん小さなものを。そう考えて試作を重ね、これ以上は小さくできないかたちにたどり着きました。

上の花立をはずすと、中から火立と香立が現れます。火立には、直径38mmのカップろうそくを使います。普段は写真のそばに花立としてそっと据えておき、手を合わせたいときに広げる。陶器、木、ステンレス、真鍮を組み合わせたかたちで、2015年にグッドデザイン賞を受賞しています。

香りと灯りを、自分のためにも|キャロマ

窓辺の棚に、線香を立てたキャロマと陶器の鳥の置物、観葉植物を並べた様子
窓辺の棚で香りを楽しむキャロマ

キャロマは、香立と火立をひとつにまとめた道具です。下の火立にカップ型のキャンドルを灯し、上の香立には線香を。陶製の香立を裏返すと、円錐形のお香も焚けます。一輪挿しを並べれば、三つがそろいます。

故人のためだけでなく、日々のなかで、自分のために香りを楽しむ時間も大切にしたい。キャロマは、そんな思いから生まれました。磁器には、日本の伝統的な小紋柄、七宝と梅鉢をあしらっています。

想いを綴り、香りにのせて|レフューム

木のテーブルの上で、線香を焚いたレフュームから煙が立ちのぼる様子
香りと煙がゆっくりと立ちのぼるレフューム

レフュームは、letter「手紙」とperfume「香り」から名前をとった香立です。小さな和紙にその日に想うことを綴り、粉のお香をのせて、こよりをつくるように巻きます。専用のマットの上で端から火をつけると、香りと煙がゆっくりと立ちのぼります。

手紙を書き、こより、焚く。あえて手間をかけるその時間そのものを、大切にしたいと考えてつくりました。一般的な線香や、コーン型のお香も使えます。

毎日のお線香と、ろうそくも

三具足は、灯りと香りをそなえて、はじめて祈りの場になります。Sottoでは、ポタリンとキャロマに合わせた大きさのお線香とカップろうそくもご用意しています。

  • お線香(30本入り):長さ約6cm、燃える時間は約15分。短めなので、小さな香立でも灰が落ちにくくなります
  • カップろうそく(10個入り):直径38mm、燃える時間は約5時間
  • レフューム用 手紙香:包み紙(和紙)12枚と、サンダルウッドの香りの粉香

花立や香立などの交換用のパーツとあわせて、交換パーツ・日々のお供え用品の一覧からお求めいただけます。長く使うなかで、必要なものだけを少しずつ。

ささやかでも、祈りの場はととのう

木の丸テーブルの上に、写真立てと金色のポタリン、白いカップを置いた様子

仏壇の前に並ぶ三具足も、棚の上の小さな三具足も、そなえるものは同じです。灯りと、香りと、花。

ささやかでも、美しい花を飾り、ほのかな灯りと香りで祈りの場を包み込むことはできます。そうして手を合わせることで、静かな気持ちが生まれ、やがて心がととのっていく。供養とは、故人を想うことであると同時に、自分の心を養うことでもあるのだと思うのです。

あなたの暮らしのなかにも、三つがそろう小さな場所が見つかりますように。

Sottoの三具足は三具足の一覧でご覧いただけます。置き場所の選び方や、三具足とあわせて揃えたい道具については、仏壇がなくてもできる、暮らしの中の祈りの場のつくり方でご紹介しています。

三具足

レフューム Lefume 香炉 シャンパンゴールド 単体
レフューム Lefume|香立 セール価格¥24,200から
色
キャロマ Caroma 香立・火立 金色 単体
キャロマ Caroma|香立・火立 セール価格¥13,200
色
チェリング Chering 三具足 金色 単体
チェリング Chering|三具足 セール価格¥16,500から
色
ポタリン Potterin 金色 単体
ポタリン Potterin|おりん・三具足 セール価格¥20,900から
色

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窓辺に置いたチェリン ウッド
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