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想雲夜話

空に浮かぶ雲のかたちが、ふと大切な人の顔に見えたり、だまって雲の流れを見つめながら、こころの整理をしたり。 ゆっくりした時間の中でふと考える。 祈るってなんだろう、供養ってなんだろう。 いまを生きていることの不思議をしみじみ想う夜のおはなし。

釘ひとつ

釘ひとつ

釘ひとつ
第13夜

釘ひとつ

劫初より作りいとなむ殿堂に われも黄金の釘ひとつ打つ ―― 与謝野晶子 仏教で〈最も長い時間〉を表すことばを「劫(ごう・こう・くう)」という。どのくらいの時間かというと――ここに一辺が160キロメートルほどもある大きな四角い石がある。その石を100年に一度、ごく薄い羽根でさっと払う。何度も払っているうちにだんだんと大きな石がすり減って、すっかり地面とおなじになっても、まだ「一劫」は経...

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