おりんとは。おりんの歴史と今
この記事では、おりんの歴史について解説しています。
- 最終更新日
- 2024-03-11
おりんの歴史
「おりん」や「りん」と呼ばれる仏具は、日本の仏教において深い意味と歴史を持ちます。この金属製のおわん状の仏具は禅宗に起源を持つと言われ、主にお経を唱える際の合図としての役割を担っていました。禅宗は、瞑想や坐禅を中心とした修行の伝統を持つ宗派であり、「おりん」はその中で瞑想の開始や終了の合図、また坐禅の時間を示す目的などで使用されていたと言われています。 その音は、読経の開始や終了を示す重要なもので、寺院や修行の場での儀式の中心的な役割を持っていました。
時代とともに、おりんの使用方法や意味合いに変化が見られるようになり、おりんの使用方法は禅宗の寺院から日常の家庭へと拡がりました。家庭ではおりんはお経の読誦やお参りの際の合図としての役割を果たすようになりました。その音は、先祖や祈りを捧げる方への感謝や敬意を表現する一つの方法として、多くの家庭で大切にされています。
Sottoのおりんについて
故人を思いながら鳴らすおりんの音色は、目を閉じ、手を合わせる間に美しく尊く心に染み渡ります。さくらんぼのような形が愛らしい「Cherin」は、コンパクトで場所を取りませんし、佇まいはまるでオブジェのよう。上部の穴にりん棒を立てておさめるようになっていますが、叩いた後すぐにりん棒を戻しても、音が鳴り止むことはありません。黒色の敷布の上に置くことで、より美しい音色を響かせることができます。