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コラム

仏具の産地、富山県高岡市

sottoは1935年に創業した瀬尾製作所のブランドです。所在地である富山県高岡市は『高岡銅器』と呼ばれる伝統的な仏具や花器、銅像、美術工芸品などを製造する一大産地です。

古くから金属加工業が盛んな土地であり、約400年余りの歴史があります。慶長16年(西暦1611年)加賀藩初代藩主、前田利長公が高岡への入城の際、城下町の繁栄をはかるため産業政策の一環として、西部金屋(現在の砺波市と高岡市の市境)から、現在の高岡市金屋町に7人の鋳物師を招き、工場五棟を建てたことが始まりとなります。創業してから85年ほどになる瀬尾製作所は、プレス板金の技術を用いて、当初は花瓶の底板や、食器、お寺などに使われる仏具を製造していました。1960年代の高度成長期では洋風の照明や暖炉の周りにある金属製品を製造して海外へ輸出なども行い、和風から洋風と幅広い製品を製造販売しておりました。

80年代後半から90年代はだんだんと仏具の出荷が減っていきます。家庭では家族の形態の変化や住環境の変化によって仏壇を持つことが減り、それにともなって仏具の需要も減少しました。弊社の製造していた昔ながらの仏具の出荷は減り続ける一方で、作り手である私たちは変わる生活スタイルの中でそのままの仏具を作り続けることに疑問を感じるようになりました。

住まいや家具との調和、自由に選べるバリエーションを増やすこと、省スペースな場所でも弔いの空間をつくれること、従来の仏具の役わりを継承しながら現代のライフスタイルに合う仏具を提案することがsottoのテーマです。